「花火のまち、長岡」は、なぜ検索ランキング外になるのか?
日本三大花火大会のひとつ、長岡まつり大花火大会が開催される長岡市。
長岡花火で有名な街である長岡市は「花火のまち」を自認しています。
ところが「花火のまち」で検索すると…、
まさかのランキング外!!!
検索結果は秋田県大仙市で開催される大曲の大花火が埋め尽くして長岡花火は全然でてきせん😭
長岡花火は有名だと思っていたのに、もしかしてマイナー!?
いいえ。長岡花火は有名ですが「花火のまち、長岡」がマイナーなんです。
全国的に有名な長岡花火が「花火のまち」で検索すると、なぜランキング外になってしまうのか考察してみました。
花火のまち、長岡がマイナーな理由は?
全国的に有名な長岡花火ですが、長岡市は「花火のまち」としてはマイナーです。
マイナーな理由は明白で、
誰も「花火のまち、長岡」と呼んでいない。
そこでホントに誰も言っていないのか、長岡観光の主なサイトで『花火のまち』を検索した結果をご案内します。
試しに、グーグル・ヤフー・Bingで「花火のまち」を検索してみてください。検索結果は大仙市の大曲が席巻して長岡はぜんぜんないから!
長岡花火公式の「花火のまち」
知名度が抜群の長岡花火の公式サイトで検索してみました。
『花火のまち』の検索結果はたったの2件!
どちらも古い情報で長岡花火公式でも長岡を花火のまちとして、紹介していませんでした。
調査結果
長岡花火公式ウェブサイトでは「花火のまち」という表現をほぼ使っていない。
「長岡花火」公式ウェブサイトで検索
長岡観光ナビの「花火のまち」
長岡観光コンベンション協会は、長岡のまちの魅力を高めて広く市民生活の向上を目的として設立された組織。
長岡観光コンベンション協会の公式サイトは、長岡の公式観光ガイドとして長岡を観光するひとへ参考になる情報を提供しています。
長岡観光ナビで「花火のまち」をサイト内検索しても、花火のまちに関連する情報はでてきません。
調査結果
長岡観光コンベンション協会は「花火のまち」という表現はしていない。
【公式】長岡観光ナビで検索
道の駅 ながおか花火館の「花火のまち」
長岡花火をプロモーションしているフラッグシップ的な施設が「道の駅 ながおか花火館」
長岡に車で訪れたひとの人気スポットが道の駅 ながおか花火館では、長岡特産品のおみやげなど長岡花火の他にも長岡の魅力をPRしています。
ながおか花火館トップページの案内では、
花火の町「ながおか」の魅力を 体験できる道の駅。
引用:ながおか花火館公式サイト
なんと、
「町」が漢字で「長岡」がひらがな
調査結果
ひらがなと漢字あわせた、オリジナルの表現でした。
道の駅 ながおか花火館
ブラタモリの「花火のまち」
タモリさんが長岡をブラブラ歩いた、NHK番組のブラタモリ。
放送回「ブラタモリ♯245」の旅のお題が「長岡〜“花火の町”は不死鳥の町!?〜」
調査結果
ブラタモリは漢字で「花火の町」と表現してました。
引用:NHK ブラタモリ
な!ナガオカの「花火のまち」
新潟県長岡市が運営するWebメディアのアカウント。
な!ナガオカのウェブサイトを「花火のまち」で検索すると…、1件だけ。
SNSのプロフに書いてあるのが、
新潟県長岡市が運営するWebメディア な!ナガオカの公式アカウント。 長岡の魅力を発信中❗️
長岡花火の魅力を発信している長岡市の広報・魅力発信課ですが、プロフィールには「花火のまち」というより、花火の一言もありません。
公式が作成している長岡市観光プロモーション動画にも「花火のまち」の表現はありません。
調査結果
長岡のウェブメディアでも花火のまちは使っていませんでした。
な!ナガオカ – 新潟県長岡市のWebメディア
長岡市公式の「花火のまち」
唯一、積極的に『花火のまち』を使っていたのが長岡市の公式サイト。
長岡市の公式サイトで「花火のまち」で検索すると「広報な毎日~花火のまちから~」がズラズラでてきました!
「広報な毎日~花火のまちから~」は、市政だよりやテレビ・ラジオ番組などを手がける広報課の職員が、イベント紹介や取材先での出来事、市内のちょっとした風景など、長岡の今をお伝えします。
ただ長岡市公式の「花火のまち」は市民向けの情報で、長岡花火や観光目的で情報を検索している人のお役には立てない情報。
どちらかというと観光客よりも長岡市民に向けた広報ワードになっています。
「長岡花火」公式ウェブサイト
\これからも長岡花火の感動を!/
楽天市場|長岡市公式ショップ丸ごとながおか
結果|長岡は「花火のまち」ではなかった…
長岡市の主だったサイトで『花火のまち』を使っているか調査した結果は、
長岡市役所の広報・魅力発信課しか利用していなかった。しかも市民向けの広報誌のみでした。
これでは『花火のまち』で検索しても結果に表示されないのは必然…。
誰も「花火のまち」言っていないもん!
「長岡=花火」は誰もが知るところだけど、「長岡市=花火のまち」ではなかった結果になりました。
「花火のまち」戦略における長岡市の失敗
長岡市の観光サイトで調べた結果から、長岡を『花火のまち』として誰もPRしていないデジタル戦略がミスってるに他なりません。
これは日本一の大花火、長岡花火をもちろん知ってるよね?という慢心が招いた結果。
みんなが一丸となって花火をアピールしている大曲に大差をつけられている現状も納得です。
長岡市の花火ブランディング不足
長岡花火は「慰霊・復活の花火」といったストーリーを前面に出しています。
さらに復興祈願花火フェニックス、白菊といった名物花火によって、長岡花火の知名度は高いです。
一方、「長岡=花火のまち」という認識が定着しておらず、花火は有名だけど都市としてのブランディングが弱いと考えられます。
大仙市(大曲)では「花火競技大会の街」としてのブランドが確立しています。
大仙市では、年間を通して大曲の花火をPRしていることで「花火のまち」ブランドが自然と浸透しています。
長岡は、慰霊と復興の花火と花火のまちとしての両立が望まれます。
実は元祖「花火のまち、長岡市」だった!?
調べてみるとが 長岡市が「花火のまち」と表現を始めたのが2013年12月⁉️
実は、長岡市は大仙市(大曲)よりも先に「花火のまち」を発信している
\元祖「花火のまち、長岡市」/
だったのです。
奇しくも「元祖 浪花屋の柿の種」と同じフレーズ!?
ところが長岡は「花火のまち」として露出が低くて元祖「花火のまち」を活かせていない残念な結果です。
『花火のまち』をメジャーするには?
長岡花火は誰もが知っている長岡屈指のメジャーイベントです。
長岡花火だけでなく、長岡市を花火のまち、としてメジャーにする方法は、みんなで一年中盛り上がるのが一番!
大仙市が大曲の花火をみんなで盛り上げているように、長岡も街全体で盛り上がれば「花火のまち、長岡」も上位ランキングになるかもしれません!?
『花火の街、長岡』にしちゃう
「花火のまち」は大仙市の独壇場で長岡市が入り込む隙間がありません。
そこで『花火の街』と漢字にするのはどうでしょう?
長岡花火ドットコムでは意図的に「花火の街」を使ってます。
なんとなく漢字の方がいい感がしませんか?
長岡花火を発信するときは『花火の街』でお願いします🧨
地道なSNSハッシュタグ戦略
インスタ、XツイッターなどSNSに長岡に関連するポストをするときに、ハッシュタグ #花火のまち長岡 をつけるのも戦略として有効です。
露出を増やして、多くのひとの目に留まることから始めましょう。
長岡花火ドットコムは頑なに #花火の街長岡 でいきます。
花火の街、長岡をブランド化する方法
長岡花火をブランド化しようと長岡市や花火財団は、毎年、1億円以上のプロモーション費用をかけています。
年間を通じて長岡花火を発信しているといっていますが、全くしてる気がしません。
検索サイトで『花火のまち』を検索してもランキング外になるのも仕方ありません。
長岡花火は長岡市民の誇りですが、長岡市=花火のまち、と世間には浸透してい内容です。
そこで!
「花火の街、長岡」をブランド化する方法を考察してみました。
