長岡花火の予算が20億円超え!膨らみ続ける運営費用の内訳
毎年多くの人々を魅了する「長岡まつり大花火大会」。
慰霊と復興の花火として知られるその裏側では、いったいどれだけの費用が動いているのでしょうか。
2026年(令和8年度)の長岡花火の予算は、過去最高額を更新し、ついに…
約20億円規模!!
物価高や人件費の高騰、警備・安全対策の強化などを理由に、運営費は年々膨らんでいますが、その内訳や使い道は一般の観覧者には見えにくい部分もあります。
この記事では、長岡花火財団の令和8年度 事業計画をもとに、長岡花火の運営予算の内訳や費用が増えている背景をわかりやすく深掘りしていきます。
長岡まつり大花火大会の費用
長岡花火財団が発表した令和8年度 事業計画によると経常費用合計は…
支出 20億3291万
年々、で膨らみ続ける運営費用はついに20億円超!!!
年に2日だけの慰霊と復興の花火の裏側は、20億もかかっているんですよ…。
長岡まつり大花火大会の収支予算書
2026年の長岡まつり大花火大会の予算を長岡花火財団の令和8年度 事業計画のデータを元に深掘りしていきます
花火大会の開催による経済効果もあるので一概に良し悪しは言えませんが、億単位に増加している長岡花火の予算。
予算の割合をみるとこの先、長岡花火をどうしていくのか主催者の思案が見え隠れしています。
大会運営事業費 ほとんどが予算アップ⤴️
長岡まつり大花火大会でいちばん予算があるのが大会運営事業費。
総予算の約20億円のうち約17億を使っているのが大会運営事業費で全体の82%を大会運営に関する予算が占めています。
| 大会運営事業費 | 予算額 | 割合 |
|---|---|---|
| 花火打上事業費 | 3億3,220万円 | 16.3% |
| 会場設営事業費 | 5億5,395万円 | 27.2% |
| 安全対策事業費 | 2億6,721万円 | 13.1% |
| 交通対策事業費 | 1億8,932万円 | 9.3% |
| 観覧席販売事業費 | 2億3,350万円 | 11.5% |
| 寄附懇請事業費 | 1,552万円 | 0.8% |
| 受入態勢強化事業費 | 6,983万円 | 3.4% |
| 大会運営事業費総額 | 16億6154万円 | 81.7% |
長岡花火の打ち上げ費用
花火の火薬代や花火師さんの人件費、打ち上げ現場の整備など花火を打ち上げるための費用です。
花火会場の設営
長岡花火でもっとも予算をかけているのが会場設営費です。
会場設営費は観客席の設置、音響設備など長岡花火の会場を設置するための予算です。
金額にすると5億 5000万で全体予算の27.2%を占めています。
安全対策事業費
何かと値上げの理由とされる安全対策費ですが全体の 13.1% です。
長岡花火の交通整理や誘導は関東の警備会社が協力してくれることが多いので業務委託している県外企業に流れている費用でもあります。
観覧席販売事業費
観覧席を販売するための事業費。
市民先行のチケットは、長岡花火チケットセンターが行っていますが、そのほかのチケットは、楽天チケットやチケプラに業務委託している県外企業に流れている費用です。
これだけの予算をかけても転売対策はイマイチ。
寄付懇請
何に使われているのか今ひとつはっきりしない事業費が寄付懇請。
毎年、寄付をお願いするための予算で平たく言うとスポンサーへの接待費⁉️
受入体制強化
もうひとつのよくわからない事業費が、毎年強化している受入体制。
受入態勢とは具体的にどのような施策なのか?
人員配置なのか、インフラ整備なのか詳細は不明確です。
長岡花火の普及啓発事業費
| 普及啓発活動事業費 | 予算額 | 割合 |
|---|---|---|
| 普及啓発イベント事業費 | 500万円 | 0.2% |
| 伝承活動事業費 | 1,185万円 | 0.6% |
| 普及啓発活動事業費 総額 | 1,685万円 | 0.8% |
普及啓発事業費は、長岡花火を伝承していく活動として、普及啓発イベント、学校訪問、ボランティアの育成とありますが具体的な活動報告が公式サイト等に掲載されておらず、普及啓発活動の実態は見えません。
公式サイトに「長岡花火伝承会」という謎協会がありますが活動内容の説明はなく、検索してもまったく実態が不明で具体的な活動実績が見えない事業です。
子供たちに老人の昔話を聞かせるために予算をかけるより、ボランティアしてくれる地元小中高学生を花火に招待する予算にした方がいいと思うけど。
長岡花火のブランド発信事業費
| ブランド発信事業費 | 予算額 | 割合 |
|---|---|---|
| 情報発信事業費 | 3,135万円 | 1.5% |
| 海外発信事業費支出 | 3,561万円 | 1.8% |
| 情報発信拠点事業費支出 | 1,813万円 | 0.9% |
| 打上げプロモーション | 4,020万円 | 2.0% |
| ブランド発信事業費 総額 | 1億2,529万円 | 6.2% |
コスパの悪そうなのが、ブランド発信事業費です。
長岡花火のブランドは、すでに全国的にも十分に確立されています。それにもかかわらず、毎年1億円規模の予算が計上されています。
しかし実際には、公式サイトやSNSを通じた積極的なブランド発信は、それほど多く見られません。
近年、目立っている発信といえば、「長岡に来ないで!!」のネガティブキャンペーンや高額転売の悪いニュースばかり。
1億円規模の予算をかけているのであれば、長岡花火の魅力や歴史、未来の価値をもっと積極的に伝えてもよいのではないでしょうか。
現状を見る限り、ブランド発信事業費が長岡花火の価値向上にどのようにつながっているのかみえません。
長岡花火のその他プロモーション事業費
| その他プロモーション事業費 | 予算額 | 割合 |
|---|---|---|
| その他プロモーション | 2,789万円 | 1.4% |
| その他プロモーション 総額 | 2,789万円 | 1.4% |
一時は削減されていたプロモーション事業費ですが、令和8年度は再び増額されています。
令和8年度は正三尺玉100周年という大きな節目の年です。個人的には、この記念年を全国に発信するような大きなプロモーションを期待していました。
しかし、正三尺玉100周年を大きく打ち出すような発信は、ありませんでした。
長岡花火を舞台にしたアニメ映画『君と花火と約束と』の公開が予定されていますがプロモーションもイマイチ。
長岡花火のブランド発信として、映画と正三尺玉100周年をもっと積極的に結びつけて全国に向けて長岡花火を知ってもらえる機会を活かしきれていないようにも感じます。
長岡花火の管理費
| 管理事業費 | ,予算額 | 割合 |
|---|---|---|
| 人件費 | 1億163万 | 5.0% |
| 施設費 | 2,527万円 | 1.2% |
| その他管理 | 7,441万円 | 3.7% |
| 管理事業費 総額 | 2億 132万円 | 9.9% |
人件費がついに1億円を突破!
長岡花火財団の令和8年度予算では、管理費のうち「人件費」が 1億165万円 が計上されています。
財団の職員数は、ハローワーク求人情報をもとにした企業情報では「企業全体12人」とされており、単純に12人で割ると、1人あたり約847万円 の人件費となります。
さらに注目したいのが、長岡市からの補助金です。
令和8年度予算では、経常収益に「受取長岡市派遣職員人件費補助金」として 7,998万2,000円 が計上されています。
つまり、財団の人件費が1億円を超える一方で、市からの派遣職員に関する人件費補助金も約8,000万円規模に達しているということです。
2026(令和8)年 長岡花火の費用のまとめ
長岡花火の運営予算は年々増加し、令和8年はついに20億円を突破しました。
今の長岡花火はどうなんだろう。長岡のためになっている?
本当に今の長岡花火でよいのか、花火の街、長岡が発展していくために長岡花火が間違った方向に進まないように長岡市民の一人ひとり、見に来てくれるみんながこれからの長岡花火にもっと関心を持ちたいところです。
今後も開催規模や費用のバランス、安全対策、地域貢献など、様々な面で議論が続きそうです。引き続き最新の情報に注目していきましょう。
長岡花火のブランド発信の活動とは?
長岡花火財団は、事業の4本柱のひとつに長岡花火ブランドの全国・世界発信とありますが、ブランド発信の効果を感じません。
年間を通じた情報発信といってる割には、長岡花火アプリはカウントダウンだけだし、公式サイトも長岡花火が終了するとほぼ更新されません。海外発信事業についても予算分の活動は見られません。つまり、
長岡花火じゃないときはなにやってんの?
年間を通じた活動は伝わってこないし、公式SNSが情報発信するときは、イベントでチケット販売やグッズ販売など資金集めのときだけで財団って字面が金儲けに見えてきちゃう!?
長岡花火のブランドはもう十分に確立しています。
観覧席の9割を市民に配布して、市外民はあまり観れない長岡花火のブランド・プロモーションにこれ以上力を入れる必要性が問われます。
道の駅ながおか花火館の利活用促進
「道の駅ながおか花火館」の長岡花火ミュージアムを情報発信拠点として利活用促進とあるけど具体的な費用対効果の発表はありません。
平日のながおか花火館のフードコートは、いい時間帯でも誰もいないこともあります。
お店は閉店が続くのも仕方のないほど人がいません。
定期的にイベントを開催していますが、長岡花火とは微塵も関係ないものばかりで長岡花火を啓発するような魅力的なイベントをみかけません。
長岡花火の魅力を発信する中心的な施設としての役割を果たしていません。
長岡市民も見られない長岡花火
花火財団に運営が変わってから長岡花火は、全席が有料観覧席になりました。
昔のように気軽に長岡花火を見られなくなりました。
子供たちも例外ではなく、チケットがないと長岡花火を会場で見ることができません。
長岡花火伝承会という謎の協会を設立して、予算をかけるより10代のときに一度くらい無料招待しちゃえばいいのにと思っちゃう。
長岡市民は約26万人(令和6年)ほどで10代は約2万人ほど。
老人の昔話を聞かせるよりも子供たちが自分たちで長岡花火を見た方がよっぽど伝わります。
長岡花火が続いているのは、協賛金を募金したり、花火会場の清掃などボランティア活動をしている長岡市民のおかげでもあります。
もっと長岡市民に還元したらいいのに。
