長岡花火の正三尺玉百周年!スペック早見表(直径・重さ・開花直径・打上げ高さ)
長岡花火の正三尺玉が初めて打ち上げられたのは1926(大正15)年。
長原の花火師、中川繁治氏によって打ち上げが成功しました。つまり──
2026年で100周年!
長岡花火の最高傑作と言われる正三尺玉スペックをご案内します。
100周年を迎える長岡花火の正三尺玉のことをもっと知りたい……よね?
長岡花火ドットコムでは、2026年の 『正三尺玉100周年 』を記念して正三尺玉についてご案内していきます!
正三尺玉のスペック
現在の公表スペックをまとめました。
直径 | 90.9 センチ(=三尺) |
---|---|
重さ | 300 ㎏ |
打上げ高さ | 600 m |
開花直径 | 650 m |
火薬量 | 80 ㎏ |
保安距離 | 600 m |
お値段 | ¥1,782,000(新潟煙火 煙火価格表) |
製造・打ち上げ |
出典
- 正三尺玉打揚筒
モニュメントのプレート
打上げ高さと開花直径
三尺玉(30号玉)は600m打ち上げられて開花直径が約650mです。あの東京スカイツリーがすっぽり入る大きさです。
尺玉(10号玉)は330m打ち上げられて開花直径が約300mです。こちらは東京タワーがすっぽり入る大きさです。
正三尺玉打揚筒のモニュメント
花火の街、長岡の玄関口である長岡駅大手口に設置されている正三尺玉打揚筒のモニュメント。
この打揚筒は 1926(大正15)年に製作されて以来、70年に渡って正三尺玉を打ち揚げて、2000(平成12)年に役目を果たしたホンモノの正三尺玉の打揚筒のモニュメントです。
正三尺玉打揚筒の隣にある二尺玉打揚筒の内径は 49cm だそうです。2尺と言いつつ実際は1.6尺ありません!?
戦前(昭和7年)の記録
煙火目録には打ち上げ玉の情報が記載してあります。
正三尺玉の打ち上げが完成の域になった昭和7年の煙火目録にある一覧表をみると単位が違っていますが、今とほぼ同じスペックです。
玉 | 正三尺 | 二尺 | 正尺 | 七寸 | 五寸 | 四寸 |
---|---|---|---|---|---|---|
重量 | 百貫 (375kg) |
十五貫以上 | 三貫 | 八百匁 | 三百八十匁 | 百九十匁 |
高さ | 二千尺 (606m) |
一千尺 | 八百尺 | 七百五十尺 | 三百六十尺 | 三百尺 |
開き | 1500尺以上 (455m) |
1200尺 | 1000尺 | 800尺 | 400尺 | 250尺 |

出典:煙火目録
長岡花火の最高傑作「正三尺玉」の歴史
長岡花火の最高傑作「正三尺玉」をまるごと解説!知っておきたい歴史と豆知識をご案内しています。
正三尺玉が打ち上げられてから100年。
これからも長岡花火の最高傑作として、大空に華開きます。