【2025年】長岡花火の予算が過去最高の18億円超! 運営費の内訳を徹底解説

【2025年】長岡花火の予算が過去最高の18億円超! 運営費の内訳を徹底解説
長岡花火の取説

長岡花火の予算が18億円超え!膨らみ続ける運営費用の内訳

毎年多くの人々を魅了する「長岡まつり大花火大会」。

その壮大なスケールの裏では、一体どれだけの費用が動いているのか知っていますか?

令和7年(2025年)の予算は、なんと過去最高額となる

約18億円!!

2024年の予算と比べると、年々膨らみ続ける予算に注目です。

物価高や人件費の高騰が影響しているとはいえ、詳細な内訳や使い道は必ずしも明らかになっておらず不透明な予算もあります。

この記事では、長岡花火財団の令和7年度 事業計画から長岡花火の運営予算を深掘りしていきます

長岡まつり大花火大会の費用

長岡花火財団が発表した令和7年度 事業計画によると収支予算は

収出 18億 3400万
収入 18億 3100万

年々、増加していく予算はついに18億円超となりました。年に2日だけのイベントに18億ですって…。

長岡まつり大花火大会の収支予算書

2025年の長岡まつり大花火大会の予算を長岡花火財団の令和7年度 事業計画のデータを元に深掘りしていきます

花火大会の開催による経済効果もあるので一概に良し悪しは言えませんが、億単位に増加している長岡花火の予算。

予算の割合をみるとこの先、長岡花火をどうしていくのか主催者の思案が見え隠れしています。

注目ポイント

金額を気にしがちですが予算の割合に注目です。

  • ⤵️ 花火打上事業費の予算削減
  • ⤴️ 寄附懇請事業費
  • ⤴️ 受入態勢強化事業費
  • ⤴️ 海外発信事業費支出
  • ⤴️ その他管理

花火打ち上げの予算が削減されているにもかかわらず、寄附懇請・受入態勢強化といった予算は倍増しています。

海外発信事業とその他管理という謎予算も大幅アップ。

予算を見れば、主催者が長岡花火をどうしていくつもりなのか思惑が見えてきます。長岡市民の意識とズレていませんか?

 

大会運営事業費 花火打上費用は削減傾向?

長岡まつり大花火大会でいちばん予算があるのが大会運営事業費。

総予算の約18億円のうち15億を使っているのが大会運営事業費で82%が大会運営に関する予算になっています。

細かく見えると、花火の打ち上げ費用は削減されて、寄附懇請事業費・受入態勢強化事業費という謎予算が増大しています。

大会運営事業費 予算額 割合
花火打上事業費 2億9,332万円 16.0% ⤵️
(17.5%)
会場設営事業費 4億5,200万円 24.7% ⤵️
(28.4%)
安全対策事業費 2億4,212万円 13.2% ⤵️
(15.0%)
交通対策事業費 2億1,703万円 11.9%
(7.8%)
観覧席販売事業費 2億1,455万円 11.7% ⤵️
(12.7%)
寄附懇請事業費 2,633万円 1.4%
(0.7%)
受入態勢強化事業費 5,637万円 3.1%
(1.4%)
大会運営事業費総額 15億 175万円 82.0% ⤵️

引用:長岡花火財団の令和7年度 事業計画

 

長岡花火の打ち上げ費用

まず気になったのが花火打上事業費。

長岡花火の打上予算は 2億9,332万円(二日間)

注目ポイントは昨年よりも予算額・割合どちらも少なくなっている点。

物価高騰・人件費増大と費用がかかると言っていますが予算を減らしています。

今年の長岡花火は予算的にはスケールダウンということになります。

 

花火会場の設営

長岡花火でもっとも予算をかけているのが会場設営費です。

会場設営費は観客席の設置、音響設備など長岡花火の会場を設置するための予算になります。

金額にすると4億 5200万で全体予算の24.7%を占めています。

安全対策事業費

値上がりした観覧チケットのチケット代の理由とされた、長岡花火の安全対策ですが予算は 2億4,212万円(13.2%)

予算は昨年とほぼ変わりませんが比率は高くなっています。

観覧席販売事業費

観覧席を販売するための事業費!?

毎年、チケットを販売するための事業に数億円もかける謎費用ですが今年は減少しました。

長岡花火チケットセンターの運営が効率化されたのかも知れません🤔

よくわからない事業費

何に使われているのか今ひとつはっきりしない事業費が毎年、強化している受入態勢と寄付をお願いするための予算です。

受入態勢とは具体的にどのような施策なのか?人員配置やインフラ整備の詳細が不明確。寄附集めに対する支出内容が不明で、募金システム・広報費・運営委託費など内訳の開示がありません。

受入態勢強化事業費(5,637万円)と寄附懇請事業費(2,633万円)は、昨年と比べて3000万 → 8,000万円と異常なほど予算が増加しています。

長岡花火の普及啓発事業費

普及啓発活動事業費 予算額 割合
普及啓発イベント事業費 500万円 0.3%
(0.3%)
伝承活動事業費 1,009万円 0.6%
(0.6%)
普及啓発活動事業費 総額 1,509万円 0.9%

引用:長岡花火財団の令和7年度 事業計画

長岡花火を伝承していく活動は、普及啓発イベント、学校訪問、ボランティアの育成とありますが具体的な活動報告が公式サイト等に掲載されておらず、普及啓発活動の実態は見えません。

公式サイトに「長岡花火伝承会」という謎協会がありますが活動内容の説明はなく、検索してもまったく実態が不明です 🤔。

具体的な活動実績が見えない事業に予算を投じるよりもボランティアしてくれる地元小中高学生を花火に招待すればいいのに。

長岡花火のブランド発信事業費

ブランド発信事業費 予算額 割合
情報発信事業費 2,690万円 1.5% ⤵️
(2.3%)
海外発信事業費支出 3,491万円 1.9%
(0.7%)
情報発信拠点事業費支出 3,491万円 1.1%
(1.1%)
打上げプロモーション 4,347万円 2.4%
(1.6%)
ブランド発信事業費 総額 1億2,491万円 6.8%

引用:長岡花火財団の令和7年度 事業計画

メディアを利用したプロモーション、ホノルルフェスティバルでの打ち上げなど長岡花火ブランドを発信するための費用。

2025年で大幅アップしたのは海外発信事業費支出が3倍(1064万円→3,491万円)

打上げプロモーション(2561万→3,491万円)

情報発信事業に予算をかけている割には、公式サイトも変わり映えしないし、効果が見えないのがブランド発信事業。

長岡花火ブランドの発信はいいことだけど何を目的としているのか曖昧なんだよね。

長岡花火のその他プロモーション事業費

その他プロモーション事業費 予算額 割合
その他プロモーション 1,897万円 1.0% ⤵️
(2.1%)
その他プロモーション 総額 1,897万円 1.0%

引用:長岡花火財団の令和7年度 事業計画

その他とは、長岡花火の記録映像の作成・公式グッズ・商標管理に要する経費らしいけど怪しい事業費。

長岡花火の公式グッズは外部業者が販売してるし、商標管理にそんなかかる?謎予算のひとつ。

3345万円から1,897万円に削減されました。

長岡花火の管理費

管理事業費 ,予算額 割合
人件費 9,633万 5.3%
(5.7%)
施設費 1,890万円 1.0%
(0.8%)
その他管理 5,472万円 3.0%
(1.3%)
管理事業費 総額 1億 7047万円 9.3%

引用:長岡花火財団の令和7年度 事業計画

所属している人数や長岡花火のオフシーズンの活動は不明ですが長岡花火財団の人件費が 約9000万円。

事務所の設置租税公課、事務局経費、法人税、消費税などをあわせたのが管理費です。

謎予算のその他管理が2,000万円 → 5,472万円と大幅にアップしました。法人税・消費税以外にどのような項目があるのか詳細不明です。

 

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2025(令和7)年 長岡花火の費用のまとめ

長岡花火の運営予算は年々増加し、令和7年はついに18億円を超えました。

今の長岡花火はどうなんだろう。長岡のためになっている?

本当に今の長岡花火でよいのか、花火の街、長岡が発展していくために長岡花火が間違った方向に進まないように長岡市民のひとりひとり、見に来てくれるみんながこれからの長岡花火にもっと関心を持ちたいところです。

今後も開催規模や費用のバランス、安全対策、地域貢献など、様々な面で議論が続きそうです。引き続き最新の情報に注目していきましょう。

長岡花火のブランド発信の活動が見られない

長岡花火財団は、事業の4本柱のひとつに長岡花火ブランドの全国・世界発信とありますが、ブランド発信の効果を感じません。

 

年間を通じた情報発信といってる割には、長岡花火アプリはカウントダウンだけだし、公式サイトも長岡花火が終了するとほぼ更新されません。海外発信事業についても予算分の活動は見られません。つまり、

長岡花火じゃないときはなにやってんの?

年間を通じた活動は伝わってこないし、公式SNSが情報発信するときは、イベントでチケット販売やグッズ販売など資金集めのときだけで財団って字面が金儲けに見えてきちゃう!?

長岡花火のブランドはもう十分に確立しています。

観覧席を9割を市民に配布して、市外民は観れない長岡花火のブランド・プロモーションにこれ以上力を入れる必要性が問われます。

道の駅ながおか花火館の利活用促進

「道の駅ながおか花火館」の長岡花火ミュージアムを情報発信拠点として利活用促進とあるけど具体的な費用対効果の発表はありません。

ながおか花火館のフードコート『ながおかKitchen』の松キッチン(2023年11月30日閉店)、長岡スパゲッティ市場(2023年12月17日閉店)が続けて閉店。

道の駅ながおか花火館のイベントは住宅展示場などまるでレンタルスペース。長岡花火を啓発するような魅力的なイベントをみかけません。

長岡花火の魅力を発信する中心的な施設としては力不足です。

 

長岡市民も見れない長岡花火

長岡花火は、2022(令和4)年から全席が有料観覧席になりました。

長岡市民も市民先行申し込みはありますが有料席の購入が必要になり昔のように気軽に長岡花火を見れなくなりました。

子供たちも例外では無く、チケットがないと長岡花火を会場で見ることができません。

長岡花火伝承会という謎の協会を設立して、予算をかけるより10代のときに一度くらい無料招待しちゃえばいいのにと思っちゃう。

長岡市民は約26万人(令和6年)ほどで10代は約2万人ほど。

老人の昔話を聞かせるよりも子供たちが自分たちで長岡花火を見た方がよっぽど伝わります。

長岡花火が続いているのは、協賛金を募金したり、花火会場の清掃などボランティア活動をしている長岡市民のおかげでもあります。

もっと長岡市民や企業に還元したらいいのに。

長岡花火財団は金儲けしてると評判が悪いのはそーいうとこなんだよ。

 

長岡花火は8月だけじゃない!?

長岡まつり大花火大会の2日で18億ではなく、四季を通じて花火を打ち上げています。

春:ながおか米百俵フェス、ローズファンタジー
夏:長岡まつり大花火大会
秋:新たなファンタジー事業(予定)
冬:新たな「雪花火」(予定)

長岡まつり大花火大会に比べると人気も規模もだいぶ小さいため、予算のほとんどは長岡まつり大花火大会です。

復興祈願花火フェニックスはいくら!?

長岡花火の名物『復興祈願花火フェニックス』。

平原綾香さんの「Jupiter」に合わせて、約5分間にわたって夜空を彩るフェニックス花火は、見る人すべてに深い感動を与えます。

フェニックス花火の誕生の背景、費用の仕組み、知られざる舞台裏を知りたくないですか?

以下の記事で復興祈願花火フェニックスの裏側をご案内します。

 

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