【2026年】長岡花火大会で良かったこと・悪かったこと|取説目線の備忘録

2024年の長岡花火で変わった良いこと・悪いこと 備忘録
長岡花火の取説

2026年の長岡花火大会で良かったこと・悪かったこと|取説目線の備忘録

2026年の長岡まつり大花火大会も、大盛況のうちに終了しました。

観覧席が1万人分増え、高校生応援席も新設されるなど、長岡花火を観覧できるチャンスは拡大。

長生橋のナイアガラが3年ぶりに復活し、映画「君と花火と約束と」のサプライズ花火も登場するなど、花火プログラムも充実していました。

その一方で、相変わらず続くチケットの高額転売、公式リセールの混乱、花火終了後の新幹線の大混雑など、気になる出来事もいろいろ。

長岡花火の開催が近づくと、SNSでは「#長岡花火」が良くも悪くも盛り上がり、今年もさまざまな情報や意見が飛び交いました。

でも、長岡花火が終わってしまうと、いろいろあったこともすっかり忘れて、結局は「今年もサイコーだった!」となってしまいます。

ということで、忘れてしまう前に。

2026年の長岡花火大会で良かったこと、悪かったことを取説目線の備忘録として残しておきます。

2026年の花火観覧会場図

2026年の観覧席は大きな変更はなくマイナーアップデート。

  • ✅ 観覧席は、1 万人分の席を増加。(1日当たり18 万人分)
    ✅ 障がい者席を今年から両岸で 80 席分確保。
  • ✅高校生応援席を各日両岸に 500 席設置。
2026年の花火観覧会場図

出典:長岡花火チケットセンター

その他の変わった点は取説をご覧ください。

 

観覧チケットで良かったこと・悪かったこと

2026年もチケットをめぐってはいろいろありました。

高額転売は相変わらず。一方で公式リセールは仕組みが変更され、別の混乱も発生しました。

ふるさと納税の観覧席がなくなる一方、観覧席をリターンにしたクラウドファンディングは目標額を達成しています。

観覧チケットの高額転売

毎年恒例になってしまった、長岡花火チケットの高額転売。

2025年には長岡花火のチケットを転売していた長岡市民が逮捕されるなど、大きな問題になりました。

そのため長岡花火財団と長岡市も、2026年は早い時期から不正転売へ厳正に対処する姿勢を示していました。

さらに今年度から長岡花火財団の事務局長も交代。新しい転売対策が出てくるのかな?と期待していましたが……

「長岡花火の思いを汚すような行為になるのでやめてほしい

──  長岡花火財団 近藤典子事務局長

今年もまずはマナーに訴えるスタイル。

そして結論からいえば、高額転売は今年も例年通りでした。

長岡花火財団とチケットプラスは2025年11月に発信者情報開示請求を行っていますが、その後について大きな発表はなく、利用者側からは対策の進展が見えにくい状況です。(出典:「長岡まつり大花火大会」におけるチケット不正転売の発信者情報開示請求を実施

さらにSNSではチケット詐欺を疑う投稿も多く見かけました。

「転売はやめてください」とお願いするだけでは、そろそろ限界がありそうです。

SNSではチケット詐欺っぽい投稿も多数見かけて、詐欺に遭ったという投稿もありました。

主催者は、高額転売だけでなく、個人間取引のトラブルについても、積極的な注意喚起をすれば詐欺を抑制する効果もあったと思う。

観覧チケットのリセール

長岡花火の公式再販売(リセール)は、昨年に続いてチケプラTrade が販売を委託されて実施しました。

今年は、チケットが手元に届く前からリセールへ出品できる仕組みに変更されました。

出品を早く始められるようになった一方、配送とのタイミングがかみ合わず、

「リセールに当選したのに、まだチケットが確定しない……」

という不思議な状態も発生。

7月中旬になってもチケットが届かず、出品者が期限までに返送できないことでリセールが成立しなかった、という声も見かけました。

システム、運用、配送、利用者への案内。

それぞれがうまく連動せず、便利になるはずの変更がかえって分かりにくくなってしまった印象です。

高額転売を減らすためにも、公式リセールこそ安心して使える仕組みにしてほしいところです。

ふるさと納税の長岡花火観覧席が廃止

長岡市民以外の人が、一般販売とは別に観覧席を確保できる方法のひとつだった、ふるさと納税の長岡花火観覧席が廃止されました。

長岡市によると、

令和7年をもって取扱を終了することといたしました。
本件は、ふるさと納税制度の意義と花火大会の開催趣旨を踏まえて、総合的に判断したものです。

出典:長岡市ふるさと納税

とのこと。

人気の返礼品だっただけに、観覧者にとってはチケットの入手ルートがひとつ減りました。

長岡市へのふるさと納税額に、今後どの程度影響するのかも気になるところです。

クラウドファンディングの実施

復興祈願花火フェニックスは「みんなで上げようフェニックス!」をキャッチフレーズに打ち上げ費用を募金で集めていますが資金不足のため、NPO法人ネットワーク・フェニックスが今年もクラウドファンディングを実施しました。

主に観覧席チケットをリターン品とした結果は、

目標:15,000,000円
達成:15,907,505(達成率106%)

入手困難な長岡花火の観覧席チケットが手に入るとこともあり343人の支援で目標額を達成しました。

めでたし、めでたし……なのですが、結果を見るとちょっと気になるところも。

  • 規模の割には支援者数が343人だけ
  • 8月3日(平日)は売れ残り
  • 純粋支援・花火グッズのリターンはほとんど支援されない

フェニックス花火を支援する純粋な思いよりも、やっぱり観覧席を目的とした支援が中心だったように見えます。

もともとは市民協賛で打ち上げていた復興祈願花火フェニックスも、今ではクラファンで市外の人からの支援で打ち上がっている花火になりました。

20回目の節目であったことだし、存在意義を見直しるる頃合いなのかもです。

インバウンド向けのチケットは1000枚

2026年は海外旅行者向けに1000枚の観覧チケットが用意されました。

席種はベンチ席とイス席で、料金は1席15,000円でした。

同じ席でも、長岡市民先行価格:1席 3,500円、一般販売価格:1席 5,000円です。

手間があるとは言えこの価格差について、台湾・香港の方からは「なぜこんなに違うの?」という質問を何度も受けました。

さらに海外向けチケットはリセール不可。
これもなかなか不評でした。

インバウンド向けの案内窓口も日本語・英語が中心で、今年かなり多かった台湾・香港からの観覧者に対しては、繁体字中国語での案内がもう少しあってもよかったと思います。

チケットはインバウンド仕様。
でもサポートは、まだインバウンド仕様になりきれていない。

ここは今後の改善に期待です。

 

駐車場で良かったこと・悪かったこと

民間協力駐車場の追加

会場周辺に民間協力駐車場が追加されました。

申し込みには観覧チケット(受付コード)が必要ですが駐車場の台数が一気に増えたことで、乗用車で来場する人には駐車場選びの選択肢が増えました。

 

高過ぎて予約されない民間駐車場

民間駐車場は強気の料金設定で会場に近い場所では3万円を超す駐車場もありました。

ただし、高値の民間駐車場は予約されない状況が続き、開催が近くなると値下げされました。

民間協力駐車場が増えた影響もあってか、最後まで予約されない民間駐車場も見られました。

「長岡花火なら、いくらでも予約される」という強気な価格設定にも、少し陰りが見えてきた感じです。

公式がおすすめする料金設定はこちら。

来年からは平日開催になるので料金設定を見直したほうがよさそうです。

道の駅 ながおか花火館の長時間駐車

毎年、問題になるけど解決しない道の駅 ながおか花火館の長時間駐車。

今年も朝からひたすら満車!そら15時間以上、駐車しっぱなしの車がいればね。

 

長岡花火のプログラムで良かったこと・悪かったこと

映画「君と花火と約束と」のサプライズ花火

長岡花火を舞台に、81年前の長岡空襲からつながる物語を描いたアニメ映画「君と花火と約束と」が公開。
timeleszの佐藤勝利さんが主人公の声優を務めたこともあり、ファンからも長岡花火に大きな注目が集まりました。

さらに、timeleszが歌う主題歌「消えない花火」も話題となり、SNSでは「長岡花火でミュージック花火に合わせて曲が流れるかも⁉️」と期待する多くの声があがりました。

その期待に応えるように、映画の公開を記念したサプライズ花火「君と花火と約束と」が長岡花火の最後のプログラムを飾りました。

打ち上げを担当したのは小千谷煙火興業。

映画をきっかけに初めて長岡花火を知った人も多く、新しいファンに長岡花火を知ってもらう、とても良いコラボだったと思います。

長生橋のナイアガラが3年ぶりに復活!

名物花火のひとつ「長生橋のナイアガラ」が3年ぶりに復活しました。

初打ち上げから100周年の「正三尺玉」と同時打ち上げを行いました。

正三尺玉と長生橋のナイアガラ

出典:長岡花火公式YouTubeチャンネル

復興祈願花火フェニックスの打ち上げ時間

2026年のフェニックス花火は、20:45に打ち上げ予定。

主催者は、終了時刻に近づけることでフェニックス終了後の分散退場につなげたい考えを示していました。

終了時刻の近くにずらすことで、フェニックス打ち上げ後の分散退場につなげたい考え

引用:長岡花火財団

とのことですが、プログラム全体の進行が遅れたことによって、打ち上げが終了した時間は21時を過ぎました。

東京方面の最終新幹線を利用する人にとって、「フェニックスまで見るか、早めに駅へ向かうか」は例年以上に難しい判断になりました。

時間変更が新幹線混雑の直接的な原因だったとまでは言えませんが、帰宅時間に余裕のない観覧者には影響の大きい変更でした。

500機のドローンが会場上空にインフォメーション

大会終了後には500機のドローンを活用した退場誘導が行われ、暗い会場でも視覚的に分かりやすい案内として好評でした。

一方で、企業名を大きく表示する演出は、ただの企業広告なので気になるところでもありました。

オフィシャルパートナーとは言え退場誘導とのバランスは今後も気になるところです。

 

SNSで炎上した長岡花火をめぐる話題

長岡花火の季節になると、花火と一緒にSNSもよく燃えます🔥

2026年も「長岡に来るな」「乗り遅れた人が悪い」「非公式アカウントの憶測」など、さまざまな投稿が飛び交いました。

ただし、SNSで声の大きいバズった意見=事実とは限りません。

今年実際に起きたことも交えながら、長岡花火をめぐって話題になった投稿を振り返ります。

迷惑だから長岡に来るな!

最近では、SNSでチケットを持っていない人や、長岡花火について少し気軽に質問した人に対しても、

「迷惑だから長岡に来るな!」
「長岡花火を甘く見るな!」

といった厳しい言葉が投げかけられることがあります。

コロナ禍には当時の事務局長からも「来ないで」と強く呼びかけられたことがあり、その後もSNSでは「来るな」という言葉が繰り返されるようになりました。

これまでは、長岡花火に詳しくない人や遠方から訪れる人が一方的に言われる場面が目立っていましたが、2026年は少し様子が違いました。

「全国から観覧客を集めている大会なのに、なぜ県外客に来るなと言うのか」
「初めて行く人が知らないことがあるのは当然」
「地元民の上から目線⁉️」

など、「来るな」と言う地元民に対して火力高めに反論する投稿も目立つようになりました。

今までは言われっぱなしだった遠方の観覧者たちですが、今年は違ってました😂

長岡花火に詳しい人が、初めて来る人にルールや注意点を伝えることは大切です。

でも、知らない人にいきなり「迷惑だから長岡に来るな!」と言ってしまう人とは、永遠に分かり合えないし、絡まれたくない。

豆腐メンタルなので、見つけたらそっとブロックしています🤭

 

長岡花火の意味を知ってからこい⁉️

これも毎年恒例。

「長岡花火は空襲の慰霊が起源!」
「長岡花火の意味を知ってから来い!」

と、長岡花火の歴史を知らない人を批判する投稿を今年もSNSでよく見かけます。

もちろん、現在の長岡花火には慰霊・復興・恒久平和への想いが込められています。

ただ最近は、「慰霊の花火」という言葉が、長岡花火をよく知らない人を黙らせたり、遠方から訪れる人を排除したりするために使われているように感じることがあり、ちょっと残念。

そもそも、現在のように「長岡花火」というブランド名とともに、「慰霊・復興・恒久平和」という物語が大会全体の意味として強く前面に出されるようになったのは比較的新しいことです。

2015年の公式サイトをみるとトップページには「長岡花火」も「慰霊の花火」もありません。

2017年に現在の主催者である長岡花火財団が設立されて以降、「長岡花火」のブランド化と、その想いや物語を発信する取り組みが本格化したことで、現在の空襲・慰霊が“長岡花火そのものの起源”のように語られるようになった背景のひとつだったと考えています。

それに子供の頃を思い出してみてください。

昔から「慰霊の花火」でしたっけ?

8月1日は慰霊と鎮魂の日、
2日と3日は家族や友達と花火を見て楽しんで、思いきり盛り上がった日。

長岡で育った人なら、そんな記憶を忘れてませんか?

だから「長岡花火の意味を知ってから来い!」と誰かに言う前に、ネット情報だけをソースにしないで図書館の郷土資料や昔の新聞などさかのぼって自分で長岡の花火の歴史を調べてみてほしいと思います。

他人に意見する前に、長岡市民なら長岡花火の歴史の事実を知っておいて。

歴史を辿ると、今語られている「長岡花火の意味」とまた少し違った景色が見えてくるかもしれません。

最終新幹線の積み残しの話題

花火終了後、東京方面の最終新幹線に乗れない人が出たことで、SNSでは「乗り遅れた人が悪い‼️」「最後まで見ていた人の自己責任」といった投稿も見られました。

長岡花火ドットコムのフォロワーにも、最終新幹線に乗れなかった人がいました。

海外から観に来た方で言葉が通じないためDMでサポートしてましたが、早い時間から自由席の列にきちんと並んでいたにもかかわらず、乗れなかったようです。

当日は指定席券の確認が十分に行われず、指定席側から自由席の列へ割り込む人がいたという報告もあり、駅周辺では大きな混乱が起きていました。

SNSで拡散された一面的な意見だけを全てだと思わず、当日に何が起きていたのか、事実を知ることが大切です。

未発表情報に「某非公式アカウントの憶測」と注意喚起される

長岡花火ドットコムが公式発表前に、secondzのみなさんへ向けてサプライズ花火の情報を SNS で紹介したところ関係ない方面から「某垢は非公式」「憶測で発信されているだけなので注意」といった反応もありました。

結果的には、サプライズ花火「君と花火と約束と」が主題歌「消えない花火」に合わせて打ち上げられ、大会当日には佐藤勝利さんと原菜乃華さんも来場。

とても盛り上がるサプライズになったことは、ご存知の通りです😂

事情も知らないまま「憶測」と決めつけて、返信不可にしていてもわざわざ意見してくる、あなた誰な人とは関わりたくない…。

豆腐メンタルなので見つけたらそっとブロックしています🤭

 

まとめ|2026年もやっぱり長岡花火はサイコーでした

良くなったところもあれば、「なんでこうなった?」と思うところもあった2026年の長岡花火。

チケット、交通、駐車場、SNS――大会が大きくなれば、新しい課題も出てきます。

いろいろ細かく書きましたが、最後に夜空いっぱいの花火を見ると、だいたい全部吹き飛んでしまうのが長岡花火。

結論、今年もサイコーでした!!

気になったところは、また来年の取説で追いかけます。

運営者の情報
長岡花火ドットコム

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