新潟地下街「西堀ローサ」|地下に咲くROSAの薔薇
新潟古町にある新潟地下街「西堀ローサ」(公式)。
新潟の最先端とも言われた「西堀ローサ」は、1976年(昭和51年)10月16日に開業して2025年3月31日に48年間の歴史に幕を降ろして営業を終了します。
西堀ローサは、かつては流行の中心として活気ある地下ショッピング街でしたが、今では人通りもまばらな地下空間になっていました。
西堀ローサの名前でもあるローサ(ROSA)とは女性の固有名詞で薔薇。
その名の通り、新潟地下街「西堀ローサ」にはバラをモチーフにした数多くの装飾が見られます。
そんな地下空間に咲く、西堀ローサのバラの花を今のうちに撮ってきました。
地下街 ROSAへの入口
地下街 西堀ローサへ地上からアクセスする場所はいくつもありますが、旧三越前に唯一、レトロ調の入り口があります。
「ROSA SINCE1976」48年前のモダンなライトの装飾。
何気なく見ていたけど、デザインがちゃんと薔薇になっています。
西堀ローサ「出会いの広場」
階段を降りた先は「出会いの広場」
出会いの広場は、西堀ローサの中心にあるスペースでドーム状の天井はタイル画の薔薇で装飾されていて独特の雰囲気を感じます。
林檎嬢も新潟に訪れたときに、西堀ローサの出会いの広場で撮影した写真を投稿しています。
柱にある「ローサ出逢いの広場」もバラをモチーフにした装飾です。
バラと少女のタイル画
出会いの広場のアイコンが「バラと少女のタイル画」(原画:新井 亮)
柱の四方に飾られてるバラと少女のタイル画はイタリアの陶器の街 ファインツァ市(=ファエンツァ)で制作された本格的な作品だそうです。
薔薇に囲まれて表情が違う「バラと少女のタイル画」達が出会いの広場を華やかにしています。
雨風に晒されることのないバラと少女たちは、状態がよいのでどこかで残ってくれるといいな。
6th Avenue(6番街)
かつての賑わいが嘘のように誰もいなかった 6th Avenue。
6番街の地上は、西堀通りの6番町になります。
ネオンが点くことがない6番街。
バラの葉っぱのライト。かつては店名が入っていたけど閉店したお店ばかりでライトだけになっている。
6th Avenue(6番街)の足元には 6ave と描かれたタイルが埋め込まれています。
7th Avenue(7番街)
7th Avenue(7番街)もシャッターが降りたまま。
7th Avenue(7番街)の床には 7ave のタイルが埋め込まれています。
ROSAのロゴ
西堀ローサのロゴといえばお馴染みなのトラディショナルなこのフォント。
強いインパクトがあるわけじゃないけど、一目でROSA感があります。
逆に6番街はROSAロゴの種類が乱立!?バラエティー豊かなロゴが溢れています。
ライトがつくことのない看板。
何種類もある扉のロゴは見逃せないポイント。
ロゴだけじゃなくてバラの衣装があちこちにあります。
今まで気にしていなかったけどシンプルなイラストのセンスもいい感じ。
地下駐車場
閉鎖が決まっている地下駐車場。
地上から駐車場へのアプローチはまるでアトラクションのような
味わい深かった。
西堀ローサのこれから
3月末で営業停止となる西堀ローサ。
トイレなどの施設は利用できなくなるそうですが当面、地下通路として利用されるという記事をみかけました。
ただ「西堀ローサ」の存在がなくなってしまうので看板やロゴなど現在のアイコンは、そのうちに撤去されるかもしれません。
西堀ローサの天井タイル、少女のタイル画、壁面、看板、扉、足元など地下に咲くバラの花があるのも今のうちだけかも知れません。
古町が輝いていた時代を知っている世代の方は、バラで溢れている西堀ローサを眺めに行ってみてはいかがでしょうか。
あなたの写真を見たいので是非、#西堀ローサ でシェアしてくださいね🌹