イトーヨーカドー丸大 店内BGMのプレイリスト
閉店が続いているイトーヨーカドー。
イトーヨーカドー丸大新潟店が2025年1月26日に閉店が決まりました。
過去には、長岡店(2019年2月閉店)、柏崎店(2018年8月閉店)、ザ・プライス丸大店(2000年8月閉店)と4店舗が存在していたイトーヨーカドーの店舗が新潟県から姿を消します。
そんなヨーカドーの店内で流れている数々のBGMの曲名とその意味をご案内します。
働いていたひとは聞き飽きた、買い物によく来ていた人はどこか懐かしいそんなイトーヨーカドー丸大 店内BGMのプレイリスト。
気になる曲があったら YouTube で検索してみてください。
毎度のことですが、閉店の日が近づくと往年の賑わいを取り戻したのかのように賑います。
しっとりとBGMを聞きたいひとは早めに来店しましょう。
イトーヨーカドーの開店BGM
River Song
開店の15分前に店内に流れる曲。
早番のスタッフにそろそろ開店になる時間になったことを知らせる曲。開店前の曲なのでお客さんは BGM で聞いたことがないかも!?
演奏しているのはアメリカ出身のジャズ・ピアニスト、デイヴ・グルーシン。多くのフュージョン、コンテンポラリー音楽を作曲しているアーティスト。
デイヴ・グルーシンはどこかで聞いたことのある曲を何曲も演奏しています。
Joy of Sharing
開店した直後から流れる曲が日本のピアニスト、響野夏子さんの「Joy of Sharing」
アップテンポで華やかな曲調が開店オープンに相応しいです。
ヨーカドーBGMの中でおすすめの聞いて欲しい曲なのですが、プロモーション用の曲で現在では入手困難な楽曲です。
世界のスーパーヒット・メーカー、ジョルジオ・モローダーの書き下しオリジナル新曲、そして響野夏子の華麗なビアノ。この異色組合せが生んだ刺的なサウンドがたまらない!!
響野夏子(@natsuko_kyono)
開店時のアナウンス
開店したイトーヨーカドーで流れる Joy of Sharing に乗せて、アナウンスされるセリフがこちらです。
輝き始めた街
ときめきが心を染める朝
今日の素敵な出会いがあなたを待っています。
夢弾むひととき
本日もごゆっくりお楽しみくださいませ
店内の連絡BGM
営業中の店内で流れている洋楽をぶった斬って流れるBGMは連絡用の曲です。
店員さんたちにイベントをお知らせしています。
茶色の小瓶/グレン・ミラー
レジの集金・両替えの合図の曲。
毎日、同じ時間にシスターがレジのお札を集めて小銭を補充します。
HELP/ビートルズ
店内が混雑してくると流れます。レジの応援要請の曲です。
レジとサッカーのダブルチームでお客様をさばきます。
HELPが鳴り響く毎日だったらヨーカドーが新潟から撤退することもなかったのかな。
悲しき雨音/ザ•カスケーズ
1日中、店内にいると天気がわかりません。
雨が降ってきたときの合図が、ザ•カスケーズの悲しき雨音
エントランスでは傘を入れるビニールの準備、レジでは紙袋の養生をはじめます。
一週間/ロシア民謡
ミーティングの連絡。
各売り場のマネージャーが集合します。
ポパイ・ザ・セーラーマン
トラックに積まれた荷物が到着したときの合図。
検収所へいってきまーす!
イトーヨーカドーの閉店BGM
イトーヨーカドーの閉店15分前になると店内にノスタルジックなBGMが流れ始めます。
心の虹
フランスのギタリストで作曲家のニコラス・デ・アンジェリス(Nicolas de Angelis)による楽曲です。
心の虹(La Preuve Par Coeur)は1981年リリースの曲でアコースティックな旋律が営業の終わりを知らます。
セプテンバー・ウォーク
日本人ジャズベーシスト鈴木良雄の楽曲。
夏の終わりと秋の訪れを感じさせる、穏やかで落ち着いた雰囲気のある少しノスタルジックなメロディ。
ボサ・バロック
アメリカの作曲家・ピアニストであるデイヴ・グルーシン(Dave Grusin)の楽曲。
ボサ・バロック(Bossa Baroque)は、1984年にリリースされたフュージョンジャズ、ボサノバ、クラシックの要素が融合させた斬新な曲です。
開店前の River Song とは軽快な打ち込みとは違ったイメージを聞き比べて。
星空のピアニスト
閉店直前のBGMでフランスのピアニストであるリチャード・クレイダーマン(Richard Clayderman)による楽曲です。
リチャード・クレイダーマンの柔らかなピアノタッチが、楽曲に優雅さと温かみを与えています。
I’m Leaving for You
閉店時刻を過ぎると流れる曲は、アメリカのシンガーソングライター、ジェーン・ケリー・ウィリアムズ(Jane Kelly Williams)の楽曲。
アコースティックで感情豊かな歌声で1990年代に活動していました。
I’m Leaving for You は1989年に発表された曲ですが色褪せることのない名曲です。
閉店BGMで唯一のボーカルのある曲です。
お疲れ様でした。

閉店のアナウンス
ただいま、閉店のお時間でございます。
楽しかった今日という日も、そろそろお別れの時が近づいてまいりました。
明日もまた、きっとあなたにお会いできますよう、心からお待ちいたしております
ショッキングなプライス!ザ・プライス丸大店
大手通りに存在したザ・プライス丸大店(1989年8月-2009年8月)を覚えているひとはいますか?
ザ・プライス丸大店は、イトーヨーカドーのディスカウントストアとして営業していて、元々は丸大長岡店だったお店です。
昔は屋上に丸大の看板がありました。

出典:あかへびTREMENDOⅡ
現在は、市民活動・コミュニティとして利用されている「ながおか市民センター」の場所にありました。
ザ・プライス丸大では開店・閉店のBGMは違っていた気がするけど、店内の業務用BGMでグレンミラーの茶色の小瓶は流れてました。
知ってる理由はザ・プライス丸大の開店当時にバイトしていたから!シャンプーや洗剤などの日用品を補充しながら毎日、耳にしていました。
当時、店内フロアのBGMは洋楽がメインで ROXETTEのDangerous(1988年) などがよく流れていていました。
久しぶりに、ザ・プライス丸大だったながおか市民センターにいってみると内装はすっかり変わってたけど、上りしかないエスカレーター、幅の広い階段など当時のままの趣のある店内でした。
上階には社食があって、週末のお昼はA定食、B定食のどっちにしようか楽しみだった。
カレーうどんをメニューに無いカレーそばにチェンジしてもらったり、苦手な小鉢を取り替えてもらったり懐かしい思い出。
バックヤードにあるデカい貨物エレベーターで何度も荷物を運んだことなど色々なことを思い出しました。
みなさん元気にしてますか?
プライス丸大店が閉店した8月31日に、フレンド大手通り店も閉店しました。
株式会社 丸大の銘板
大手通りには、丸大・丸専・大和・イチムラと4つの百貨店が営業していましたが90年代から大手通りの活気が徐々に失われて行くとともにイチムラ、丸大、丸専、大和とすべてのお店が閉店しました。
当時の建物は取り壊されて現在、当時の趣を感じることができるのはながおか市民センター。
丸大長岡店、ザ・プライス丸大として営業していた証として現在も「株式会社 丸大」の銘板が掲げられています。